サイバーナイフ治療の流れ
サイバーナイフセンターへの紹介、診察にて治療可否の検討へ
紹介状、画像データ、検査結果等の資料持参の上、予約日にご来院ください。
担当医による診療にて、資料の確認と合わせてこれまでの症状について詳しくお伺いし、放射線治療が適切かどうかの判断を行います。治療が決定した方には、治療内容を詳しく説明させていただきます。
検査、治療計画の作成
まず治療に必要なプラスチックのマスクを作成し、引き続きCT撮影を行います。CT検査では、通常造影が必要になりますので造影剤にアレルギーがある場合には前もってお知らせください。また、必要と判断した場合にはMR検査を追加させていただくこともあります。これらCTやMRIのデータは直ちにサイバーナイフのコンピューターに転送され、これを使用して治療計画を立てます。
医学物理士の仕事
医師の診断をもとに放射線照射量を計算して精密な治療計画を立てたり、機器を管理して適正に照射できているかどうかを確認し、管理する役割が昨今ますます重要視されています。
当院では医学物理士を配置し、より質の高い治療をご提供できるよう努めております。
サイバーナイフ治療
コンピューター制御により病巣の位置を確認し、サイバーナイフの大きな特徴であるロボットアームが直線加速器をコントロールします。治療時間は30分から1時間。治療後はそのままお帰りいただけます。痛みはありませんので麻酔の必要はありませんが、じっとしているのが苦痛な場合は鎮静剤の使用も可能ですので、ご相談ください。治療回数は病状に応じ、1回〜数回となります。
※横浜サイバーナイフセンターには、入院施設はありません。外来での治療になりますが、ホテルからの通院や病状によっては、提携病院への入院を勧めさせていただく場合がございます。
治療後の経過観察
治療後1ヶ月〜3ヶ月以内に、治療効果を確認するためMRI検査を行います。
治療の効果がみられ、状態が安定している場合は2ヶ月〜3ヶ月ごとにフォローの検査を行いながら、紹介元の先生と共に経過を確認していきます。経過観察の検査は紹介元の医療機関にて実施をお願いする場合もございます。