脳動静脈奇形について
脳動静脈奇形とは、胎児(約3週間)の時期に発生する先天性異常により、脳の中で動脈と静脈が毛細血管を介さず直接つながっている状態の奇形のことをいいます。全体の80%~85%が大脳で発生します。一般的に20~40歳代の成人に多く、かつ2:1の割合で男性の方が多いとされています。動脈と静脈が直接つながっているため、動静脈奇形の部分では血液が異常に速く流れ、かつ、正常な血管に比べて壁が薄く破れやすいのが特徴です。破れると脳出血やクモ膜下出血を生じ、死亡や重い後遺症を残すことになります。(参考:国立循環器病センター)
治療内容
・1~5日間で照射(大きさや個数によって照射期間が異なります。)
副作用 等
(治療当日~数日間)
・吐き気や嘔吐など、多くの場合、治療後数日でおさまります。
・けいれん発作が起きることがあります。今までにけいれん発作の経験がある方運動領野周辺に病巣がある場合に起きやすい傾向があります。
(数週間後)
・頭髪が円形脱毛症の様に抜けることがありますが、ほとんどの場合、数ヶ月間で再生します。
(数ヶ月~数年後)
・治療腫瘍周囲に脳浮腫や放射線壊死が起きることがあります。
※治療効果につきましては、ご病状等により異なる場合がございます。
※詳細につきましては、診察時に担当医よりご説明させていただきます。