転移性脳腫瘍について
転移性脳腫瘍とは、体の他の場所にできた腫瘍が脳に転移したものです。脳そのものの中に、脳を包む膜(硬膜)や脳脊髄液に転移したもの(癌性髄膜炎)も含まれます。
がん患者の平均寿命の伸びとともに増加し、脳腫瘍全体の16%あるいはそれ以上を占めるとも言われています。肺がん、乳がん(脳を包み覆う膜である、硬膜に転移が多い)、消化器がんからの転移が多く見られるほか、もともとのがんが症状を出す前に脳転移で発見される例もあります。50歳以降の男性にやや多く発生します。(参考:埼玉県立がんセンター)
治療内容
・1~5日間で照射(大きさや個数によって照射期間が異なります。)
副作用 等
(治療当日~数日間)
・吐き気や嘔吐など、多くの場合、治療後数日でおさまります。
・けいれん発作が起きることがあります。今までにけいれん発作の経験がある方運動領野周辺に病巣がある場合に起きやすい傾向があります。
(数週間後)
・頭髪が円形脱毛症の様に抜けることがありますが、ほとんどの場合、数ヶ月間で再生します。
(数ヶ月~数年後)
・治療腫瘍周囲に脳浮腫や放射線壊死が起きることがあります。
※治療効果につきましては、ご病状等により異なる場合がございます。
※詳細につきましては、診察時に担当医よりご説明させていただきます。